2つの特別な御守ができました。
まずは「男守り」をご紹介します。
「男守り」は力強い黒のたとう紙に龍を描き、妙見菩薩のお力をお借りします。
妙見菩薩は北極星、北斗七星を司る神様で北辰菩薩とも言われています。
「妙見」とは「優れた視力」の意で、善悪や真理をよく見通す者という意味です。
千葉氏は妙見菩薩を一族の守護神に位置付けており、江戸時代後期に千葉周作成政が創始した剣術と薙刀術の流派、北辰一刀流(ほくしんいっとうりゅう)も妙見菩薩と深い関係があります。
北辰一刀流で知られる歴史上の人物は、新選組に多数、あの坂本龍馬もそのうちの1人です。
「時代を変える力、先を読む力をいただき正しき道を歩んでもらいたい」と、妙見菩薩のお力をお借りして祈願いたします。
つぎに「女守り」をご紹介します。
「女守り」は愛情深い赤のたとう紙に天女を描き、鬼子母神のお力をお借りします。
天女はとても穏やかな母性あふれるお顔をしています。
手を差し伸べ包み込んでくれるような感じです。
本光寺には5体の鬼子母神が祀られており、縁結び、安産、子育て、女性特有の病気から守ってくださっています。
鬼子母神は昔、人の子供を殺して食べる邪悪な鬼だったのですが、お釈迦様のお諭しにより子供を守る女神となったのです。
「GID」とは性同一性障害。「LGBT」とは女性同性愛者(レズビアン)、男性同性愛者(ゲイ)、両性愛者(バイセクシュアル)、性同一性障害を含む性別越境者(トランスジェンダー)です。
本光寺はGID、LGBTの方々にも自分のお望みの「男守り」「女守り」を手にしていただきたいと思っております。
きっと自分らしく生きられるように、妙見菩薩と鬼子母神がお導き、お支えくださることでしょう。
しかし、なぜ、本光寺がGID、LGBTの方々を応援するのか…。
妙法蓮華経の第25番「観世音菩薩普門品」に説かれる観世音菩薩についてご説明します。
観世音菩薩は、本来男性であったと考えらています。
しかし中国では「慈母観音」など女性的な顔立ちや容姿も多く目立ちます。
観世音菩薩は男にも女にも変化できると説かれており、次第に性別は無いものとして捉えられるようになりました。
また、釈迦如来、阿弥陀如来や大日如来など、如来は性別を超越した存在、つまり、共に性別はなく、中性、両性と考えられております。
仏教は常に誰に対しても平等です。
きっと自分らしく生きられるように、妙見菩薩と鬼子母神が、そして釈迦如来や観世音菩薩もお導き、お支えくださることでしょう。
昨今、健康についての話題は老若男女を問わず世間をにぎわせています。
健康でいればよく眠れおいしく食事を味わうことができます。
しかしいろんな要因でメリハリのない日常生活を過ごしておられる人も多いようです。
本光寺にもそんなお悩みを抱えた人が参拝にこられます。
話を聞くだけじゃなく、寄り添って励ますことを考え始め、この御守を作ることにたどり着きました。
「男性は活力みなぎるやる気と輝き」を妙見菩薩のお力をお借りして、
「女性はありのままの美しい自分らしさ」を鬼子母神のお力をお借りして、
“強く優しく”をコンセプトにデザインを考えています。
皆様にご授与できる日が待ち遠しいです。